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こんにちは、こんばんは、もしくはおはようございます。
Vtuber活動をしています、夕樹陽彩です。
ボクは自他共に認めるオタクでアニメが大好きです。映画もたまに見るのですがほとんどアニメ映画です。
今回は先日見に行ってきた映画「サマーゴースト」の感想をつらつら語っていきたいと思います。
この記事をきっかけに見てくれる人が増えるように祈っての文章になりますので、公式サイトで分かること以上のネタバレはしないつもりです。
ですが気になる方は映画視聴後に見ていただくのが良いかもしれません。
おしながき
監督と脚本、ハズレ無しのコンビネーション
ボクは恥ずかしながらこの作品を見るまで監督のloundraw(ラウンドロー)さんのことを存じ上げませんでした。
ですがこの「サマーゴースト」を見て、どこかで見た記憶が…と考えていたのですが「君の膵臓をたべたい」の表紙が答えでした。
読書に関するビジネス書籍を読むと必ずと言っていいほど「書店の本を全部眺めてジャケ買いすると好きな本と出会いやすい」と書いてあるのですが 「君の膵臓をたべたい」 はまさにそれで、ボクが書店でジャケ買いした本だったんです。
本の表紙ってネタバレしてもいけないし、でも内容の雰囲気も出さないといけないし、とてもむずかしいと思うんですけど、とにかく見て惹かれた表紙だったのでとても印象深かったです。
そんな方が監督を初めて務める作品と聞いて、とても興味をそそられたのが最初に見ようと思ったきっかけでした。
また、脚本は安達寛高(乙一)さんが担当されています。
乙一さんといえばボクに強烈な印象を与えてくれたのがデビュー作の「夏と花火と私の死体」です。この作品では話がなんと死体視点で進みます。兄妹が「わたし」を見つけられまいとを隠蔽しようとするサスペンスものになり、大変面白いのでおすすめの作品です。
サスペンスや怪奇をテーマに多く選ぶ乙一さんですが、デビュー作から「夏」と「花火」を描いているのに「夏、花火をすると出てくる幽霊の話」の脚本を担当しているのが面白く、ぜひ見に行きたいと思いました。
「サマーゴースト」には未練があるのですが、その設定が非常に乙一さんらしくてファンはニヤリとできるかもしれません。
おしゃれで憧れる舞台背景
今作の主な舞台は「廃棄された飛行場」です。飛行場で、夏、花火をすることが「サマーゴースト」を呼び出す儀式となっています。
……もうこの時点でワクワクしませんか? 青春を感じて止みません。
青春を謳歌する高校生にとって夏というのは「正に」な季節です。他のアニメ作品だと細田守さんの監督作品なんかが印象深いのですが、やはり高校生がなにかしようとするなら夏以外ありえないとすら思わされました。
現実的に考えると冬は外に出づらかったり、受験などもあって青春どころではないのかもしれませんが……。
短い時間で、劇伴のパワー
本編は40分程度と非常に短い映像作品です。見やすいとも言えますが、正直言うと最初は「本当に40分で完結するのか?物足りないんじゃないか?」と不安に思いながら劇場に足を運びました。
ですがそんな不安はすぐに吹き飛びました。40分間が非常に濃密だったからです。
特に気に入ったのは予告編のムービーでも流れている劇伴の使い方です。メインテーマ…と呼んでいいのでしょうか?
ボクはゲームやアニメのBGMオタクなのですが、あの劇伴の使われ方がとにかく気持ちいい。青春を謳歌する主人公たちに心を揺さぶられっぱなしの40分なのですが、その中でもこれでもかってくらい没入感を盛り上げてくれる劇伴にため息すら出てしまいました。
調べてみたのですが劇伴の販売などはしていないんですね…担当された小瀬村晶さんは映画や演劇の音楽を幅広く担当されている方のようで、他の曲も聴いてみたくなりました。
おわりに
まだ見に行くのを迷っている、という方もいらっしゃるかと思います。
40分の映像作品を見るにはちょっとお金が…と考えてサブスクを待っている方もいるかもしれません。
ですが、ボクはこの作品は劇場での体験こそ理想だと考えています。劇伴が使われるタイミングが絶妙で、一気に世界に引き込まれる感覚を皆さんにも味わってほしいからです。
YouTubeにて冒頭5分が無料公開されていますので、少しでも興味を持った方は是非こちらだけでも見てみて判断していただけないでしょうか…!
というわけでボクのオススメ映画「サマーゴースト」のご紹介でした。
みなさんとこの満足感を共有したいので、映画見たよって方、是非X(旧Twitter)でに感想いただけると嬉しいです!
残念ながら現在はサブスク配信はされていないようなので、レンタルかBlu-rayを購入してご覧ください。
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記事に興味を持たれた方、ボクのことをもうちょっとだけのぞいてみませんか?