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2023年2月、ウェブ解析士の資格を取得しました。
それをきっかけに資格勉強にハマり、他の資格も取って見たいと思い立ち、気になったのが「知的財産管理技能検定」でした。
国家資格の取得を目指してみました!
おしながき
知的財産管理技能検定とは?
知的財産管理技能検定の概要
知的財産管理技能検定は、技能検定の中の「知的財産管理」という職種に関する国家試験です。
知的財産を管理する技能の習得レベルを測定・評価するものです。
知的財産は、企業や組織にとって非常に重要な資産であり、それを適切に管理し、保護することはビジネスの成功に関わる重要な要素となっています。
国家資格なので、資格を持っていれば就職活動に有利になる分野があります。
受験した級
3級~1級まで段階があり、今回はその3級を受験しました。
難易度
3級の合格率は7割程度で、50時間程度の勉強が必要とされています。
どう勉強するか考えてみた
50時間と聞くと資格試験の中では簡単そうに聞こえますが、試験範囲の
- 商標
- 意匠
- 著作権
等々について、ボクの前知識は「守らないとヤバい」くらいの超アバウトなものです。
また、多忙な時期だったこともあり、毎日学習時間を確保するのは難しい状態でした。
何もわからないところから始める独学を習慣化するのは、正直、骨が折れます……。
そこでボクは試験勉強を、資格取得を目的とするのではなく、新しい勉強法がどれだけ効果があるのかを100日で試す場とすることにしました。
知識をしっかり定着させる勉強法を試してみたよ!
実践した勉強方法
ボクが試した試験勉強法は、暗記術と情報整理術の併用です。
3サイクル反復速習法
3サイクル反復速習法は、
- 日本記憶力選手権で「6年連続記憶力日本一」
- 世界記憶力選手権で「日本人初の世界グランドマスター」
に輝いた池田義博氏の発案した学習法です。
彼は「1時間でランダムに並んだ数字の順番を1000ケタ以上を記憶」できる暗記力の持ち主で、記憶のメカニズムに関するスペシャリストでもあります。
人間の脳は、インプットされた情報を仕分け、それが重要か否かのラベル付けをしていきます。
結果、重要でないと判断された情報は記憶の外に追いやられてしまうのです。
情報が重要だとカテゴライズされる条件がいろいろありますが、そのひとつが「見た回数」です。
池田氏の考案した「3サイクル反復速習法」では、過去問や予想問題を解く前にまず、答えや解説をすべて読みます。
その際、
3ページ読み、2ページ戻り、3ページ読み…
と、3歩歩いて2歩下がって読書を繰り返すことで、脳に情報を定着させます。
そんな簡単な方法で記憶に残るの? と疑問に思う方もいるかと思います。
ですが、記憶の仕組みそのものを利用したこの方法は、実践してみて、確かな効果を感じました。
過去問もドンドン解けるようになりました!
他にも脳が「これは重要な情報!」とレッテルを貼るには条件があります。
それは、楽しい、興味がある、とポジティブな感情を抱くことです。
嫌いな先生の授業が頭に入ってこないのと同じ理屈で、ネガティブは記憶の定着を阻害します。
もちろん、資格勉強をしている時点でその知識に興味があると思いますが、脳科学の観点から言うとプラスの気持ちが勉強を加速させるというのは覚えておいて損はないはずです。
Zettelkasten(ツェッテルカステン)
Zettelkasten(ツェッテルカステン)は、ドイツの社会学者、ニクラス・ルーマンが発案したメモ術・発想術です。
この言葉はドイツ語で「メモ箱」を意味し、知識管理やアイデアの整理に使われます。
ニクラスはZettelkastenを用い、生涯で58冊の本と数百本の論文を書き上げた、アウトプットの鬼です。
彼の知識はメモによって体系化され、常に更新され続けていました。
もともとのやり方は、情報を小さなカード等に書き込み、採番して保管します。
カードが増えてきたら、それらを組み合わせてつなげ、新しいアイデアや洞察を生み出す、という手法です。
この手法は、知識を体系化するのに向いており、覚えることの多い資格勉強にぴったりな方法だと考えました。
もともとのZettelkastenは手書きメモを大きな引き出しで管理する手法を取ります。
しかし、ボクは現代風にアレンジし、ScrapBoxというツールを使いました。
ScrapBoxとは、Wikipediaのような「ページ同士にリンクを貼る」ことに特化したメモツールです。
リンクを貼りたい単語の頭に#をつけるか、[ ]で囲ってタグとすることで、他に同じタグが記載されているページの一覧が表示されます。
ひとつひとつのメモは小さな情報ですが「〇〇というタグが付いている」ことが可視化されることにより、知識の体系を可視化することが可能です。
例えば「商標登録」というタグが付いている記事を一覧で表示し、それぞれのつながりを確認しながら追記したり、メモ同士を統合して新しくより詳しいページを作ったりできます。
情報同士のつながりが見えると記憶の連鎖につながり、その項目をより深く理解することにつながります。
試験結果
無事、学科・実技の両方を7割以上正解し、知的財産管理技能検定3級に合格。
国家資格の取得とあいなりました。
おわりに
今回は「100日で合格する」という、セルフで時間的制約を設けて自分を追い込んでみました。
ですが、それでも勉強に気乗りしない日があり、モチベーション管理が課題だと感じました。
以前、分厚すぎると話題になった読書猿氏の著書「独学大全」という本に独学のエッセンスが多数収録されていたので、次なる資格勉強の前準備として読み進めています。
みなさんも勉強をする際には是非、3サイクル反復速習法とZettelkastenを試してみてください!
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記事に興味を持たれた方、ボクのことをもうちょっとだけのぞいてみませんか?