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「やる気がないから動けない!」というのは仕事やその他のタスクを後回しにする常套句です。
しかし、実は何かにとりかかる前にやる気が起こることはほとんどありません。
この記事ではどうしてもやる気が起きない人が行動を起こすために必要な知識と方法をご紹介します!
やる気を出す方法は意外とカンタン!
おしながき
やる気が出るのはタスクを始めた「後」
人間はいったん行動を始めると、脳の側坐核からドーパミンという物質が分泌されます。
ドーパミンは神経伝達物質のひとつで、報酬系、つまり気持ちが快く感じられるように作用します。
つまり、タスクや活動に取り組む動機を形成したり、注意力を上げたりするので、作業が継続しやすくなります。
この心理現象を「作業興奮」と呼びます。
とすると「やる気は行動の後にやってくる」ものであって「やる気がないから動けない」は言い訳にならないということになります。
ただ、そうは言っても「やる気を出すやる気がない」という意見も至極理解できます。
特にボクは注意欠陥多動性障害(ADHD)なので、深刻な後回し癖を抱えています。
いざ行動を始めるまで時間は長く、重く、苦しいものです。
では、スムーズに「やる気を出すやる気を出す」にはどうすれば良いのでしょうか?
2分で無理やりタスクに着手してみる
読書猿氏の著書「独学大全」では、動機づけを強める方法として「2ミニッツ・スターター」が紹介されています。
これは、仕事やその他のタスクを始める際に、もし気乗りがしなくても、2分だけタイマーをセットして無理やり始めてみる、という技法です。
何を隠そう、このブログ記事も2ミニッツ・スターターを使って筆を執りました。
先述の通り、人間の脳は着手さえしてしまえば作業興奮の効果で継続欲が発生します。
重い台車を引くときに走り始めが一番重いように、始めてさえしまえばタスクはスムーズに転がってくれるものです。
また、時間を決めることでゲーム感覚を生み出すこともできます。
限られた2分という時間の中でタスクの概要を見直し、把握しなおす必要があるため、瞬間的に脳が集中モードに切り替わります。
もし2分だけ着手してみてもどうしてもやる気が出なければ、そのまま休憩したり、あるいは他の作業に手を付けてもOKです。
もし他の作業に移る場合は、次の行動のために、再び2分のタイマーをセットすると良いでしょう。
未着手のタスクは過大評価されがち
ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」シリーズのディレクター、桜井正博さんはYouTubeチャンネル「ゲーム作るには」を運営しています。
ゲーム制作にまつわる知見をユーモアたっぷりに紹介する動画の中で、ボクが特に繰り返し見ているものが、これです。
この動画では特に0を1にする瞬間のやる気が起きづらいことを指摘しています。
何かに取り掛かる前、人はそのタスクを過大に評価しがちです。
ですが、いちど全容を把握してみれば実は大した量ではなかった……という経験はないでしょうか?
やる気を出すには、とにかくやる。手を付けてみる。
根性論ではなく、脳の科学的な観点から、そうすべきなのです。
悪い流れはリセットしなければならない
人間は保守的な生き物です。
現状を変えるコストやリスクを払うより、今の在り方のままでいようとしてしまいます。
ですが、今在る場所がネガティブな環境や感情の中だとしたら、そのままでは負のスパイラルに陥ってしまいます。
行動を起こさなければ、1秒先も、1分先も、1時間先も状況は変わりません。
悪い流れに乗っているのならば、リセットして脱するべきです。
少しでもより良い方向へ歩むため、今すぐ2分のタイマーをセットして、やらなくてはならないことに着手してみてください。
おわりに
偉そうに語ってきましたが、ボク自身も先延ばし癖のせいで日々苦しんでいます。
ですがタスクを後回しにすると、心に不安としてのしかかり、結果的に自己肯定感を失うことになりかねません。
重い腰を上げて、今すぐ2分だけ時間を測って、目の前のことに向き合ってみてください。
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記事に興味を持たれた方、ボクのことをもうちょっとだけのぞいてみませんか?
それが習慣化されれば、きっと人生は好転するはずです。